今年の「感染性胃腸炎」は大流行、かつ強力です!|池田市の内科・消化器内科(内視鏡)・肛門外科|たむら内科・消化器内視鏡クリニック

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今年の「感染性胃腸炎」は大流行、かつ強力です!

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2025年3月12日

感染性胃腸炎とは?

感染性胃腸炎(Infectious gastroenteritis)とは、多種多様の原因や病原体によるものを包括した消化管炎症の症候群とされています。旧感染症発生動向調査ではウイルス、または細菌による感染性胃腸炎を一括したものであるとされており、特に病原体分離により原因と実態を明らかにすることが望ましいという文言があります。過去には、乳児嘔吐下痢症として発生動向調査が行われていて、小型球形ウイルス(small round structured virus;SRSV)によるものが多数報告されました。このウイルスは2002年から国際ウイルス命名委員会によってノロウイルスという正式名称で呼ばれるようになっています。また、感染性胃腸炎としてのサーベイランスでもロタウイルスによるものが多く報告されていました1)

病原体としては、多くの細菌、ウイルス、寄生虫が感染性胃腸炎の起因病原体となり得ます。細菌性のものでは腸炎ビブリオ菌、病原性大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクタ菌などがあります。ウイルス性のものではSRSV(ノロウイルス)、ロタウイルス、腸管アデノウイルスなどが挙げられます。寄生虫ではクリプトスポリジウム、アメーバ、ランブル鞭毛虫などが挙げられ、全世界では多種多様な原因となります。

感染様式は、地域やコミュニティ内での散発発生をとるもの、流行疾患としては、感染患者からの糞口感染(嘔吐物や下痢を介した接触感染)、食品媒介感染症としては、汚染された水や食品の摂取からの経口感染などがあります。

嘔吐や下痢を引き起こす「感染性胃腸炎」の患者さんの数が冬季の2月~3月としては過去10年で最も多くなっています。また、今季の「感染性胃腸炎」は、発熱や頭痛、全身倦怠感なども伴うため、乳幼児や高齢者のみならず、全世代の方々にとってつらい病態です。

予防法は?

原因の1つとされるノロウイルスは主に感染患者さんの便や嘔吐物を介した接触感染のほかに、汚染された食べ物などを介してウイルスが口に入ることで発症する経口感染が大半とされます。具体的な対策としては

▽感染患者さんの嘔吐物や便を処理する際は、マスクと使い捨ての手袋を着用しましょう

▽拭き取った雑巾やタオル(できるだけ使い捨て製品が望ましい)などは、ビニール袋に入れてから捨てて、直接さわらないようにしましょう

また、トイレの便器やその周辺の壁面や床面、ドアノブなどにもウイルスが付着している可能性があるため、清潔に保ちましょう

▽指の間や親指の付け根付近、手のひらなどはせっけんを使って十分な流水でしっかり洗うことに努めましょう

▽トイレや食事摂取をする場所での携帯電話やスマートフォンの使用も控えましょう

―当クリニックでの診察は?

当クリニックがあります池田市においても、2025年1月下旬から「感染性胃腸炎」の患者さんは急増しています。ホームページにも記載している通り、発熱患者さんへの感染対策や対応策は十分に講じていますので、安心してご来院ください。事前にWEB予約またはお電話(072-762-1100)にて予約をいただけますとスムーズに受診していただけます。

当クリニックはしっかりとした感染管理のもと、消化器疾患の専門である院長が丁寧に診察にあたります。症状に合わせたおくすりの処方以外にも、点滴投与もできますので、症状でお困りの方は是非、来院してください。今月中はまだまだ流行が続くと予想されます。

1)国立感染症研究所感染症情報センターより改変

たむら内科・消化器内視鏡クリニック

田村耕一

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