マイコプラズマ肺炎 8年ぶりに大流行しています|池田市の内科・消化器内科(内視鏡)・肛門外科|たむら内科・消化器内視鏡クリニック

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マイコプラズマ肺炎 8年ぶりに大流行しています

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2024年11月17日

マイコプラズマ肺炎とは?

発熱や倦怠感、長引くせきが特徴で、子供が感染することの多い「マイコプラズマ肺炎」の患者が急増しています。報告によると、2016年以来の大流行となっています。
いったいどのような症状で、どうすればいいのでしょうか?
 
(今シーズンの一例)
発熱があり、数日前に他院で診察を受け、迅速検査キットをうけるも陰性だったお子さん
その後もせきが続き、再検査を受けて、「マイコプラズマ肺炎」と診断されました。
     
家族内で感染が拡がるケースが多発しています
約1ヶ月前に、お子さん2人がマイコプラズマ肺炎と診断されたお母さん
その後せき込みだし、倦怠感や身体の痛みを自覚して受診されました。
 
ただの風邪と勘違いしてしまう「歩く肺炎」のゆえんとは
発熱が比較的軽い方も多く、乾いたせきが長く続くことが特徴で、潜伏期間が2~3週間と長く、いつ感染したか分かりづらいです。症状が出ても風邪だと思って出歩く患者も多いため、「歩く肺炎」とも呼ばれています。
 
マイコプラズマ肺炎とは?
患者は子供さんが多く、厚生労働省によりますと、報告される患者の約80%は14歳以下です。
マイコプラズマ肺炎の症状は?
症状は発熱や全身の倦怠感、頭痛、せきなどで、熱が下がった後も数週間続くせきが特徴です。
感染経路は?
感染経路は飛まつ感染と接触感染が中心で、学校や保育園、幼稚園など集団で過ごす環境で流行しやすいです。
治療は?
軽症の場合は自然に回復するように対症治療と安静・療養を指示しますが、感染が拡がっているケースまたは肺炎を合併しているケースでは抗菌薬による治療を行います。
家庭内での予防対策は?
普段から流水と石けんによる手洗い、マスクの着用、うがいが大切です。感染者が疑われるときは家族間でもタオルの共用は避けましょう。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001320926.pdf
【当クリニックでの診療は?】
院内の感染対策は徹底しています。発熱や呼吸器症状を有する方が急増しており、他院で受診できなかった親子さまも多数来られます。現時点では、できる限り診察を受け入れていますのでご安心ください。当クリニックホームページの「お知らせ」にも記載している通り、事前にお電話(072-762-1100)をいただけますとスムーズに受診いただけます。
 
当クリニックはしっかりとした問診から胸部の聴診を行い、必要に応じて、胸部レントゲン検査を撮影します。また、富士フイルム社の新しいメディカルAI技術「REiLI(レイリ)」による撮影した胸部レントゲン画像の自動解析が行われ、異常所見を検出しマーキングします。これを再確認することで、診断支援となります。患者さまにもすぐにご覧いただけるため、安心感に繋がると好評です。
(当院での胸部レントゲン検査の一例)

通常のレントゲン撮影画像

AI技術で解析された撮影画像

 
 
お身体に不調、ご不安がある方はお気軽にお問い合わせください。
 
たむら内科・消化器内視鏡クリニック
田村耕一

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